新潟県新潟市 / 中川 実奈 さん（コスモfarm） 2015年5月アートテン導入

微生物達との土作り

私は土壌の微生物達の力で体が元気になるお米作りを目標に取り組んでいます。2015年4月8日アートテンと出会いました。高橋先生の言われる『正直なものづくりの心』という言葉をいつも自分に問いかけて作業をしてきました。田植えが終わると同時にアートテンを設置しました。目には見えない沢山の微生物達が、アートテンを設置したことにより、とてつもない力を発揮し、その微生物達が私の想いを分かってくれていると自ら思えるその不思議さが、とっても嬉しくて楽しくてワクワクしました。大切な家族や周りの人に支えられながら、助けてもらいながら頑張ってきた自分がいるので１人で黙々と作業をしていても何故か１人の感じがしないんです。この自分の姿も想いも、田の微生物達が１番良く分かってくれていると思うとやる気が出るんです。

笑う門には福来る

アートテン農法で大地の元気がいっぱい詰まったこのお米を『笑福米』と名づけました。笑福米は冷えたお米がまるでもち米のようにもっちりするのでお弁当やおにぎりでもとってもおいしいです。食べる人の身体を元気にする、そんなお米づくりをしていきたいと強く思っています。そしてそれを待っていてくれる人達が沢山いると信じているし、アートテン農法でそれができると実感しています。アートテンとの出会いでこれからも頑張れるって嬉しく思っています。

新潟県産 新コシヒカリ 『笑福米』
平成27年度 米・食味分析コンクール
国際大会　特別優秀賞

整粒度、水分、タンパク質、アミロース、脂肪酸、食味値を測定し、条件を満たしたお米が二次審査の対象となります。
二次審査では味度値を計測し、一次審査の食味値との合計値が高いお米が最終審査の対象となり、各部門にノミネートされます。
全て同機種の炊飯器43台を使用し、30名の審査員による官能審査 (人間の感覚による審査) を実施し、投票によって金賞、特別優秀賞を決定します。

約5000検体数の中から厳しい選考条件を満たした優秀なお米の生産者だけが各部門の金賞・特別優秀賞にノミネートされます。
稲作一筋で取り組んでこられた、多くのベテラン生産者の方々が受賞を望まれる大変素晴らしい賞です。

ご本人様よりメッセージを頂きました

この度は素晴らしい賞を頂き愛がとうございます。お米づくりをはじめて今年で5年がたちました。ここまでくるにあたりたくさんの方々に助けてもらいながらお米づくりを続けてくる事ができました。父と母が志したお米づくりに一歩近づけたようでとても嬉しく又、亡き父も喜んでくれていると思います。
私は高橋先生と出逢い、利他愛という意味を知りました。そして自分は利他愛を学ぶ為に今ここにいるんだと思います。笑福米で皆様が喜んでくれる事がこんなにも嬉しい事なんだという事を知りました。大地の微生物の力を借りて、食べた人を元気にして、人を喜ばせたい。私はお米づくりを通して、これから利他愛を学んでいこうと思います。
高橋先生、スタッフの皆様、これからもどうぞご指導宜しくお願い致します。
2016/1/12　中川実奈